スキーの上達において、意外と見落とされがちなのが**「カント調整」**です。
スキーブーツのフィット感や板の
性能ばかりに注目が集まりがちですが、
足元の“角度のズレ”を整えることこそが、
スムーズなターンや安定した滑りを生むカギになります。
本記事では、「エリア」が実際の現場で
行っているカント調整の考え方や、
ブーツ選びとの関係についてご紹介します。
カント調整とは?なぜ重要なのか🦵
カント調整とは、スキーブーツの
「すねの角度」を左右に調整する機能のこと。
これにより、足裏全体に均等に
荷重がかかるように補正できます。
たとえば…
X脚の方:足の内側に体重が乗りやすい
O脚の方:足の外側(小指側)に体重がかかりがち
このような傾きをそのままにしていると、
ターン中に片方のエッジが引っかかりやすく
なったり、踏んでもエッジが効かない
という違和感が生じます。
✅ カント調整の効果
・少ない動きでエッジが効く
・ターン操作が安定する
・疲労がたまりにくくなる
・バランスが崩れにくくなる
つまり、「正しいカント調整」は、
足元からフォームを整える第一歩なのです。
ブーツのカント機能だけでは足りない🧩
インソールとの連携がカギ
一般的なスキーブーツには、
すねの傾きを左右に変えられる
カント機能がついていますが、
実はこれだけでは十分ではありません。
ブーツの機構で調整できるのは
“すねの角度”のみ。
足首から下の自然な傾きまでは補正できないのです。
そこで「エリア」では、
インソールの裏張りを行い、
足首から下の傾きに合わせて削り、
足裏の内・外側に均等に圧がかかるように
調整したうえで、アッパーを脛の傾きに合わせる
作業を行っています。
✅ インソールとカントを組み合わせるメリット
・足首から足裏の傾きまで補正可能
・ブーツと足の一体感がアップ
・理想的な“フラット感覚”が得られる
このように、「ブーツの機能+インソール調整」
の両輪で、足元のポジションを
最適化することができるのです。
カント調整は感覚がすべて🎯
カントは「数値で決まるもの」ではありません。
同じような骨格でも、柔軟性・筋力・滑りの
スタイルなどでベストな角度は変わります。
カント板を使った実測チェック🔍
ブーツを履いた状態でカント板に立つことで、以下の確認が可能です:
・内倒 or 外倒していないか
・エッジの荷重バランスが左右均等か
・自分の感覚と実際の接地が一致しているか
📌「見た目は真っすぐ」でも、
実際は外側に体重が逃げているケースも。
数ミリの調整で滑走感が大きく変わることも
あるため、繊細な調整が求められます。
年に一度は必ずチェック🔧
カント調整は「一度合わせたら終わり」ではありません。
・筋力や柔軟性の変化
・ケガの後遺症
・滑り方の変化
・日常生活の変化
これらにより、1年前と今では適正カントが
ズレている可能性があります。
「エリア」では、「年1回の確認」を推奨しています。
✅ブーツ持参での来店で、チェック&調整対応可能
✅その場で滑走感の違いを体感いただけます
まとめ📘カント調整が導く“自然な滑り”
スキーがうまくならないと感じているなら、
板や筋トレの前に「カントを見直す」ことが
近道かもしれません。
📍自分の骨格や癖に合ったセッティングは、
道具の性能を100%引き出す鍵です。
「なんとなく違和感があるけど、原因がわからない」
そんな方は、ぜひブーツを持って
「エリア」にお越しください。
プロが正確にチェック・調整を行い、
あなたの滑りをサポートいたします。
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